ジローのヨーロッパ考・3rd

EUの情報を中心に綴ります。

Guardian : Covid UK

2021年3月1日(Mon.)17:40UP :   世界的には、ワクチンの確保や変異株の出現・検出問題に話題が移りつつあるように感じます。一方でU Kでの感染状況も気になっていますが、一段と下がり出したのでしょうか。ワクチン接種(1回目)はUK国民の30%を超えましたし、一日当たり50万人前後に対する接種が行われていますので、接種%も日に日に上昇しています。日本でも早くそうした状況になれると良いのですが・・・。(ニュースソース: The Guardian   2月28日発 )

<原文の一部>

Covid UK: Coronavirus cases, deaths and vaccinations today

Are coronavirus cases rising in your local area and nationally? Check week-on-week changes across England, Scotland, Wales and Northern Ireland and the latest figures from public health authorities

Coronavirus has hit the UK hard, with the country recording more than 3m cases and 120,000 deaths linked to the disease.

The government figures below include confirmed cases only – some people who have the disease are not tested.

www.theguardian.com

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原文サイトでの数値情報やグラフ等を参照下さい。

ところで日本。首都圏の一都三県は緊急事態宣言が続いていますが、宣言が解除されたばかりの6府県も、凡そ2週間前(2月14日頃)からの気の緩みが早くも現れているのではないかと思わせる数値変化が感じられます。さらに宣言が解除されていない筈の首都圏に関しても、この土・日の二日間は数値が上昇に転じており、このままの推移が続けば3月7日の解除予定など絶対に不可能です。

兎に角、ユルイ規制や自主規制に頼るだけでは、効果的・劇的抑え込みは不可能です。やはり、国民の2割程度は、つける薬が見つからない連中なのです。2:8とか、2:6:2の原則をご存知でしょうか。

一方で、当初から言われてはいるのですが、感染ルートについて、接触感染・飛沫感染が中心になってしまって、“エアロゾル感染“を忘れていませんか? これは空気感染とは異なりますが、それに類似するぐらいのウィルスの空気中での浮遊・滞留が確認されているのです。例えば、閉鎖空間内では10時間近く浮遊している可能性も報告されているのです。

このことが意味するところは、ソーシャル・ディスタンスの確保やアクリルセパレータの設置、定期的なアルコール消毒、マスク着用等の全ての対策をしていたとしても、マスクを外して食べ物を口に入れ、一呼吸した途端にウィルスを吸い込む可能性があると言うことです。

他の事例を推測するのであれば、誰も乗っていないエレベータがありました。安心して乗り込んでしまいました。ここでマスクをずらしたり、マスクをつけていなかったとしたのであれば、直前に乗っていた人が吐き出したウィルスが浮遊していて、それを吸い込んでしまう恐れがあることを否定出来ないのです。(我が家の場合、この1年1ヶ月以上、エレベータの利用は99%排除しています。階段です。)

“感染経路不明“と言う感染者が半数前後存在しているようですが、濃厚接触に気がつかなかった事例もあるとは思いますが、多くはエアロゾル感染である可能性が高いと考えています。

もう一つ、今朝、広報官が辞職する旨が伝えられました。7万円の接待と言う金額の多寡は問題ではありません。東北新社からの誘いがあったとして、何の紹介や縁故も無くてその誘いに乗るでしょうか。あり得ません。喜んで誘いに乗ったか、忖度して応じたか、何れにしても誰かの影を感じて会食に応じたと考えるのが妥当です。政治家の圧力や影響があったことは否定出来ないでしょう。

そして類似のように扱われていますが農水省の件、6人の幹部が懲戒等の処分を受けたそうですが、これは実に悲劇です。何と、農水相(大臣)に誘われたために出席、そこにアキタフーズが来ていたと言うもので、会計はそのフーズが支払ったと言うことです。これは懲戒処分にすべきは大臣そのものでしょう。6人は、断るに断れない立場です。従って、処分方法に誤りがあると感じます。

上記二つの何れの事案も、影に政治家(大臣)の存在があることが共通点です。そして、官僚は、相変わらず忖度を強いられる、つまり、人事権を握っている政権や内閣人事局の存在に怯え続けていると言う構図でしょう。やはり、内閣人事局の運用以前に、存在そのものが悪弊を生んでいると言わざるを得ません。無くすことがベターでしょう。森友事案の財務省忖度問題は何ら活かされていない感です。先日のNHK会長の国会での答弁。3回質問されて、3回とも“抗議の電話はありませんでした“と答弁しました。質問は、“電話がありましたか?“にも関わらずです。これも“忖度“と言います。NHKは政権に忖度していることを国民の前で証明したのです。見ていて滑稽でした。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。

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