ジローのヨーロッパ考・3rd

EUの情報を中心に綴ります。

臨時 : アレクサンドル・ジノヴィエフ ( Alexandre Zinoviev)

2022年3月1日(Tue.)14:30UP    :   強引で狂気的なプーチン、そして、それを止められない側近達。まるでスターリンの独裁政治が再現されているように見えます。日和見主義・風見鶏・カメレオン主義の側近達は権力者の暴走を止められないのです。それは粛清の名の下に殺戮が始まるからです。あのデッチ上げのモスクワ裁判によって、未曾有の超大量粛清(大粛清)をもたらしました。今は、そうしたことへの反省も含めて、個人崇拝に陥ることのないよう、集団指導体制が整っている筈なのですが、いつの間にか忌むべき体制が構築されてしまったようです、プーチンによって。願わくば、軍や治安部隊の幹部が寝返って人民と共に、プーチンに対して一斉蜂起してもらいたいものです。

以下は、2018年にブログに綴った内容のコピーです。

 

***(コピー)***

2018年6月19日(Tue.) 昨日の大阪北部を中心とした地震、被害は拡大しているようです。 亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災した方々と復興の誓いをしたいと思います(明日は我が身・・・かも)。

さて、ソヴィエト、ロシア関係の本をアレコレ読んでいましたが、やっとアレクサンドル・ジノヴィエフ ( Alexandre Zinoviev)の「余計者の告白」(西谷修中沢信一訳)を読み終えました。

かなり難解ですが、彼が生きた1922~2006年の、壮絶な人生が、そして、ソヴィエトの実態の一側面を読み取ることが出来ました。 右(右翼)だ、左(左翼)だに関係なく、独裁政権の生み出す過酷さや失望・挫折感などが伝わってきました。 抑圧や独裁政治の不条理な点に関心がある方は、こうした書物に触れることもお薦めします。 (集団主義は、強制的な支配を人民に強いることになります。)

他に、「スターリン批判」 (和田春樹著)なども参考になっています。

また、ジノヴィエフに対する評価は様々なようですが、彼の言葉 「人生は一瞬である」 は、その通りでもあるし、だからこそ、抑圧された社会での暮らしは許されるものではなく、圧政や暴政を強行してきたスターリンや、その後のフルシチョフ、ブレジネフ、ゴルバチョフなどに対しても痛烈に批判した眼差しで見ているのだと感じとれました。

さらに、時の権力におもねる連中が如何に多いか、彼等は風見鶏か、カメレオン主義のようで、政権が変れば、自分たちは被害者であったかのように振舞う情けない連中でもあるとジノヴィエフは評しています。



政治的なことに関心はなかった私ですが、安倍政治の不正や不条理に憤り、私自身に論拠を見出すためにアレコレと勉強を続けているのが正直なところです。 私は、そもそもは技術者・エンジニアなのです(自称)。



ファシストムッソリーニ)系や、スターリン共産主義)などの独裁の卑劣さや、その終焉にも関心が及びます。 死に方に差異はありますが、あのような人生は送りたくないものです。

また、時代的にはラップしますが、スペイン(内戦)のフランコ将軍が、何故、民主的とも言える人民戦線側に勝利できたのか、イデオロギーよりも武力が勝っただけのことなのか、それとも、時の権力(趨勢)におもねいた連中が少なくなかったためなのか。

今の、暴政や失政・不正が続く安倍政権であるにも拘らず、支持率が下降しないということの真相はどこにあるのか、疑念や関心は高まります。 かつての独裁政権の常套手段である捏造情報や歪曲報道によって、国民が騙されている懸念も払拭出来ません。

ジノヴィエフが言っています、「善良な人々よ、諸君を誘惑する者たちを恐れよ、誘惑者はつねに欺くからだ。」 と。 安倍の甘言に騙されてなりませんし、マスコミの情報を鵜呑みにすることも危険でしょう・・・。

 

***(以上、コピー掲載)***

 

今回の2022年2月24日から始まったプーチン(ロシア国民ではない)によるウクライナに対する侵略行為は、絶対に許されません。数値は信頼たるものではないでしょうが、現時点でウクライナ側で300人以上の死者、その中には子供達も含まれています。一方でロシア側は4,000人以上の死者(兵士)が出ているとウクライナ側が伝えています。この数値には驚愕すべきです。この責任は全てプーチンとその取り巻き連中にあります。彼らの命と全財産で償うべきものです。決してウクライナ側やロシア人民が負うものではありません。プーチンは、人の命をなんとも思っていない全体主義者なのでしょう。プーチンには消えてもらうしかありません、即刻。

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