ジローのヨーロッパ考・3rd

EUの情報を中心に綴ります。

アイルランド(Ireland 🇮🇪): extends lockdown powers

2021年5月19日(Wed.)14:00UP  :   アイルランドでは、ロックダウンを延長する方向で検討しているようです。(ニュースソース: The Liberal.ie  5月18日発 )

<原文の一部>

Government extends lockdown powers until November

The Cabinet have approved proposals to extend lockdown powers until November.

It is understood that the Government agreed on the proposals as a failsafe measure with the current legislation set to expire in June.

 

The new regulations now means the Government will have the power to implement lockdowns if Covid-19 cases rise in the coming months.

It is believed that measures were originally expected to extended until September, however the Government agreed that a failsafe be chosen.

(抜粋)内閣としては11月までのロックダウン延長を承認しました。現状では6月には終了予定なのですが、安全サイドに考えているようです。

但し、これはCOVID19の感染が増加傾向にあればと言うことです。

元々は、9月まで延長することが予定されていたものです。しかし、政府としてはフェイルセイフ思考を選択しました。(注: 原文を流し読みして下さい。)

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アイルランドでは早めの方針決定が成されているように感じます。それも安全最優先思考で、何らかの障害が発生した場合でも安全が確保出来るような体制を選んでいると言うことでしょう。

一方、日本はどうなんでしょうか。経済との両立を目論むばかり、失敗の結果を招いています。GoToトラベルが最悪の事例ですし、事態の悪化を待ってから緊急事態宣言するようなやり方は、正に、医療崩壊してから宣言しているようなもので、つまり、後手で後の祭りなのです。自らお手上げ状態をセレクトしているのです。後から登場したいわゆる“マンボウ“は、その目的等が周知されず、ただ単に発令されただけに等しく、人流の変化は限定的だったと思われます。結果、1週間も待たずに緊急事態宣言に至っているわけです。要は、何を優先すべきかの思考が出来ていません。COVID19を収束させることが第一の目的です。それが実現出来れば、ほかっておいても人々は旅行に外食に出かけるでしょう。そうしなかったことは政府の大失策と言えるでしょう。

そして懲りずに、五輪でもその過ちを繰り返そうとしています。海外からの数万人の人たちを、24時間監視したり、専用エリアや専用移動車両等で搬送するなどと言っていますが、それらは不可能です。海外からの報道陣や随行員の取材や夜間行動なども抑制できるわけがありません。檻(オリ)にでも入ってもらうのですか? そんなこと不可能です。つまり、数万人の人々を24時間監視することは絶対不可能ですし、“お願い“は言えても、その遵守までは期待できるわけありません。だって、日本人でもそうでしょう。各種の宣言等が出されても、それは強制でもなく自粛・自主性に依存したものであり、それらを無視する輩は2割(一般論)は存在します。そして彼らが中心になって感染拡大・クラスター発生を繰り返している事例が少なくありません。この事実を正視することなく、五輪中のコントロールは可能などと公言するPMや丸川等には呆れるばかりです。このままでは国民が政府に殺されます。そして、その責任は誰も取らないのです。いや、取れないのです。それがわかっていて強行しようとする確信犯ではないですか?! もう、ウンザリ! この政権には。 

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。

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