ジローのヨーロッパ考・3rd

EUの情報を中心に綴ります。

Guardian発: UK Coronavirus

2021年2月17日(Wed.)14:30UP :   北にある台風並みの低気圧によって、西寄りの強風と寒さに襲われている今日一日です。そして、今夜から明日にかけて、愛知県平野部でも積雪が予測されています。車に乗る予定のある方は積雪路に対する準備も必要でしょう。ちなみに小生の場合は、既にオールシーズンタイヤに変更しています。しかしこれは積雪路にはOKですが、アイスバーンでは意味がありません。

さて、UKのCOVID情報が多くて申し訳ありませんが、今日もその関連です。(ニュースソース: The Guardian  2月15日発 )

<原文の一部>

Covid: UK Coronavirus cases, deaths and vaccinations today

Are coronavirus cases rising in your local area and nationally? Check week-on-week changes across England, Scotland, Wales and Northern Ireland and the latest figures from public health authorities

www.theguardian.com

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UKでの感染者数は1万人前後を推移しており、なかなか思うように下がらないようです。

一方で日本、感染者数は減少はしていますが、その減り方は鈍化しているようです。そして待望のワクチン摂取が医療従事者に対して今日から始まりました。とりあえず4万人が対象とのことで、この状況を見据えて3月中旬(または、初旬)から国内全医療関係者の370万人への接種が始まる予定とのことはご承知のことと思います。

また、ワクチン第二便は来週EU(ベルギー)から入荷する予定とのことですが、数量等が確定しているわけではない(確約されていないか?)と報じられています。

こうしたことをも鑑みると、日本国内でのワクチン開発・生産体制を至急確立すべきです。長距離ミサイル開発などに予算をつけるよりも優先すべき課題です。民間に頼ることだけでなく、国立・公立の研究開発機関の強化・拡充が必須でしょう。合わせて、治療薬開発も同様です。

一方で、今回の感染拡大は悪しき事例を作ってしまいました。一つには感染レベル等の目安を作ったのは良いのですが、その“悪化“を待ってから緊急事態等の宣言・対策をしている点です。望ましいのは、感染発生か拡大立ち上がりの“初期段階“でロックダウン(封鎖)をすべきなのです。期間は短期間です。今後も新型ウィルス等の登場はあり得ることですし、地球温暖化によってシベリアの凍結凍土から眠っていた炭疽菌が放出される恐れも報じられていました(何年か前に)。従って、感染症(空気感染)や伝染病に対する備えはこれからも必須でしょうし、神戸大の岩田教授が言っているように、USのCDCのような機構が日本にも必要なのでしょう。

さらに言うならば、あの保健所の対応力不足は何と言うことでしょうか。途中から濃厚接触者すら追跡しなくなった、つまり、“責任放棄“に他なりません。だからと言って、日頃から巨大組織を保有しましょうと言うことではありません。先ずは、感染拡大を阻止する対策の先行実施が必須で、その後、それでも拡大が止まらない場合は、予備役(?)的な人材を呼び集めるシステムを構築しておく等も必要でしょう。これは、感染症対策のみならず、巨大地震津波や巨大台風等による大災害の時の体制構築とも共通する筈です。

今回の事例を見ていると、仮に首都で直下型大地震が発生して各省庁の本省が機能不全に陥った場合の危機管理・代行システム、または、一極集中ではなくて、地方分散型で、且つ、移動型本部機能などの仕組みも予め構築しておくべきでしょう。

もう一つ、各自治体等の首長が中心になって発言していますが、それぞれの議会は一体何をやっているのか? 全く伝わってきません。それは国会(休会中も)もそうですが、地方議会も同様です。それぞれ全議員が集まるのは無理があろうかと思いますので、WG(ワーキンググループ)等を予め設定しておいて、WGと首長の協議で方針が語られるスタイルが望ましいと思います。現在の首長の考えだけで決められるのは独裁と変わりありません。

喉元過ぎれば・・・忘れるのではなく、持続可能な社会体制の構築を目指して、日夜努力して欲しいものです。特に国会は閉じている余裕は無かった筈です(2020年7月〜)。また、緊急事態迫る中で会食や銀座を闊歩する議員など絶対に許されません。もっと歳費を削れば良い、清貧であれ! バカな二世議員等は排除せよ・・・です(国民が不幸になる)。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。

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