ジローのヨーロッパ考・3rd

EUの情報を中心に綴ります。

ドイツ(Germany🇩🇪): Germany seeks to be vaccine self-sufficient

2021年3月14日(Sun.)16:00UP :   COVID19のワクチン供給体制構築は、どこの国でも国家レベルの戦略に位置付けられることでしょう。但し、それが出来ない国家もあるでしょうから、そうした国への供給体制についても、UNやWHO等が主導して構築して欲しいものです。(ニュースソース: DWーDE  3月13日発 )

<原文の一部>

Germany seeks to be vaccine self-sufficient by next year

Germany and the European Union should massively increase their vaccination production capacities, Germany's vaccine commissioner says. His remarks come as the EU's inoculation drive has been hit by further setbacks.

(抜粋)ドイツは、ワクチンの自給体制を来年(注: 2022年)までに構築することを模索しています。(意訳)

ドイツ及びEUは、ワクチン製造能力の格段の増加を必要としているとドイツのワクチン担当長官が語っています。何故なら、EUでのワクチン供給体制は度重なる障害に遭遇して来ているからです。(意訳)

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Germany and Europe need more vaccination production facilities, the German vaccination commissioner says(ドイツとEUは、もっとワクチン製造施設が必要だと長官が語っています。)

From 2022, Germany should be able to produce enough of its own vaccines to inoculate the whole population in the case of a pandemic, a top official said on Saturday.

Vaccination commissioner Christoph Krupp told newspapers of the Funke Media Group that, by May, a government task force would put forward a concept to achieve the goal of setting up a state-guaranteed system for vaccine production.

He said the system should include  a network of companies that could each take on individual stages of the production process.

Krupp also called on the European Union as a whole to increase its production capacities. "In the case of a pandemic, the Europeans should be in a position to produce a new agent for the entire European population within a quarter of a year," he said.

"That would be 500 million doses. Germany should make a vigorous contribution," he was quoted as saying in a preview of the interview.

(抜粋)土曜日(注: 3月13日)の当局者の発表によると、2022年からは、全てのドイツ国民に対するワクチンは自国で製造することが可能になります。(中略)

EU域内への供給に関しても短期間で製造供給可能になるようにEUに呼びかけしました。

それは5億回接種レベルになります。ドイツとしては果敢な協力支援をしますとも語っています。(注: 原文を流し読みして下さい。 尚、全文は下記の原文サイトで。)

www.dw.com

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日本でも、ワクチンの製造施設の増強は行なっていると思いますが、全貌や詳細について報道してもらいたいものです、特集として。

合わせて、ワクチンの開発体制の強化についても、大学や国立等の研究機関や民間のそれらと協業する枠組みも作って欲しいものです。但し、一本化などはリスク分散になりませんので、複数グループで異なる開発手法を掘り下げて行って欲しいものです。

ところで日本国内での新規感染者数は、下げ止まっていることは確実で、むしろ上昇に転じていることは明らかです。実に、緊急事態宣言が継続している最中での出来事なのです。また報道によると、主要繁華街等での人流増加や、避けるべきだとされている多人数・長時間の“会食“でクラスターが発生している事例もあります。言葉が汚くなってしまいますが、こうした人達は“馬鹿“としか言いようがありません。“人間のクズ“です。知らぬ間に感染してしまって感染経路も不明と言う方は非難される言われはありませんが、自ら危険行動を行い、結果として感染、それを家に持ち帰ってしまって家族にも感染拡大などと言う事例は、最初の原因を作った人物は非難されて当然です。この点をミソクソ一緒にしてしまって感染者を悪者呼ばわりする御仁は、その人自身も人間のクズです。

そして、これらの主原因を作り出してしまっているのは政府・行政です。強制的な規制を避け続け、個々人の自主性だけに依存するような失策が、こうした事態を招いているのです。思い切って、エリア等限定した上での2週間のロックダウン(外出禁止)を実施すべきです。ワクチン接種が一通り終わるまでは、この hammer and dance を繰り返すのがベターです。

もう一つ、世界の現状・情勢等をも鑑みるならば、2021年の五輪開催はムリがありますので、先ずは2022年に延期です。そして来年も終息していなければ中止の判断です。これを即座に決定することです。その方が、心構えや準備が定まります。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。

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